東京の下町で3代以上続く家系の生まれなので、30歳近くまでは、この形のお雑煮が東京の下町のスタイルだと思っていたのですが、話を聞くと、祖母が戦時中の疎開で福島にいる時に覚えたお雑煮で、美味しかったので、東京に戻ってきたからも色々と野菜と鶏肉の入った、田舎風のお雑煮を作り続けていたそうです。
でも生まれた時からこのお雑煮なのでお正月はこれを食べないと初まりません。
食文化ってそう言うもんですよね。人が生きて行く中で、結婚したり、または今だったら転勤したり、そんな中で、少しずつ変化していくのもまた食文化だと思います。
食は生活に密着してますからね。でもだんだんとそんな受け継がれて行く食文化は、都市部ではなくなって来てるのが、淋しい事ですね。