イタリアにおいて、いつも凄いなーと思うのは、車の運転です。慣れるまでは、怖い怖い。僕もサーキットとか走ってるし、実家がガソリンスタンドだったという事もあるし、18歳からずーっと車に乗っているので、それなりには車の運転は慣れているのですが、イタリアのスピード感や、ウインカー出さずに右左動いたり、最初戸惑うのですが、慣れると、各車の持つ意思のはっきりしているところは、とっても走り易いのです。
車線なんてほぼ無いに等しいし、入り乱れて走ったりするのですが、その割に、ほとんどぶつからないし、日本のように、何処に向かって走っているのか、何をしたいのかわからない車は少なく、車の歴史の違いをまざまざと見せつけられます。
これは、公道を使うヒルクライムや、ラリーなどの競技、タルガフローリオ、ミッレミリアなどにおいても、観客の盛り上がり方や、その規模、イベントの重要性などにおいて、日本とは比べものにならず、歴史が違うと言わざるを得ません。
日本のオートバイや、自動車の文化は、産業としては成功してますが、文化としては、これから先が拓けていくという事は、もう無いのだろうなあと、感じます。