SICILIA島の西側にあるトラーパニのオリーブオイルのの生産者アントネッラティトーネさんが、インポーターのアスティオントレーディングさんと一緒にランチにいらして下さいました。
数年前真島さんのオリーブオイルセミナーを受けて、またLA VITAでも開催して、ここのオイルを知ってから、使い続けているので、お会いできてうれしかったです。
きっちりと郷土料理を作りたい僕としては、ある意味挑戦でもありますが、普段は夜のメニューに入っている、ブジャーティトラパネーゼというこの地方の名物料理を一応口頭でそれもできますよってお伝えしたら、私それ。って選んでくださりました。
オリーブオイルソムリエの真島さんは、何度もこの地を訪れていて、このペストトラパネーゼはよく味を知っています。今年も真島さんに何度か味の方向性を教えていただいて、今の味に完成しました。
このオリーブオイルに合わせて作り始めたペストトラパネーゼですが、現地で食べたことがないというのは、郷土料理をつくるうえでは、本当に怖いんです。アレンジで、LA VITA風とか言ってしまえば、ある意味何でもありですが、イタリア人はみんな自分の土地を愛してます。その郷土料理は、中途半端な気持ちでは作れません。
アントネッラさんから率直なご意見をお伺いしました。アーモンドの大きさ、チーズの使い方、トマトの酸味、ニンニクのきかせかた、麺との絡み方、全て素晴らしいバランスよっておっしゃって頂きました。リップサービスは意味がないので、本当の事を知りたいと言ったのですが、本当に美味しい。トラーパニで食べても美味しいお皿に入ると言っていただきました。
心のそこから、うれしかったです。トラーパニは僕の故郷ではありませんが、しっかり継承したいと思います。