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前回リンクをはったセミナーについて。

リンクの中にも書いてある通り、オリーブオイル講師の香織さんとはもう4度目のセミナーの開催。気心も知れています。

この時期ノベッロのオイルを現地から持ち帰り、うちでセミナーをやります。

だいたいの料理をきめてはいたのですが、セミナーの1週間前香織さんが帰国してすぐに、打ち合わせをして、今回の料理は全てオイルありきでやってほしい、メイン料理は、このモリーゼのパンパネッラにして欲しい。と言うお願いでした。

食べたことのない郷土料理。しかも見たことの無い料理。普通ならお断りするところですが、彼女が今回感じた、モリーゼのこの作り手への思い。僕もそうですが、イタリアで受ける数々の素敵な思い出。郷土料理はその延長線上にあり、その思いを受け継いでくれるのは、僕しかいないとおっしゃって下さったので、お受けしました。

数回に及ぶ試作。お店にも来ていただいて、僕の作ったものを食べてもらい、彼女の作ったものも食べさせていただいて、前日に試作したものは、素晴らしいものになってました。

パスタは、普通こう言う時には、10人前ずつのパスタを作るのですが、今回は、完璧に作りたかったので、2人前づつきっちり仕上げてどんどん出していきました。

2時間かかる、メイン料理のパンパネッラ、逆算して作るのですが、当日は遠方からいらして下さったお客様がいらっしゃり、2人前だけ早く出さなければいけないのが、当日わかり、しかも試作までは切り分けてからオーブンに入れていたのに、その日は骨つきに塊で焼き上げることにしてしまったので、小分けに時間差をつけるのが難しく、パスタをそんな作り方にすると決めていたので、色んなことが結構バタバタになり。。。。

パンパネッラは、70点ぐらいの出来となってしまいました。誰も食べたことの無い料理。もちろんお客様は初めて食べるので、その料理の点数はわからないと思いますし、香織さんも十分美味しかったとおっしゃって頂きましたが、自分の中では、折角ならイタリアと全く同じ物にしたかったと悔しくて仕方ありません。

郷土料理。シンプルなので簡単そうですが、それは本当に奥深く、まあ日本の各地の郷土料理を考えていただければ、どれだけ難しいかわかっていただけると思いますし、そこには、その土地と、その土地の人と繋がる、人と人の繋がりがなければ、決して、本当の郷土料理は作れないと思います。

今回はその思いを紡いで作りました。モリーゼのオリーブオイル生産者に送ったパンパネッラの写真には、称賛の言葉を頂きました。

お金を頂いてるセミナーですので、思いだけではいけないのですが、今回はその生産者への思いと言うことではそう言う料理を作ることが出来て、知ることが出来て、幸せでしてた。